2020.06.10更新

債務整理すると結婚はできない?結婚生活への影響とリスクへの対処法

債務整理すると結婚はできない?
結婚生活への影響と対処する方法はある?

債務整理することに結婚を妨げる法的根拠はありませんので、結婚はできます。
ただし、結婚相手と一緒に生活することで少なからず影響はあります。

債務整理が結婚や結婚生活とどのように関係するのかを把握するには、

  • どのくらい結婚生活に影響するのか?
  • 債務整理が結婚相手にバレるのか?
  • 債務整理後の結婚生活における注意点

について、正確に知ることが大切です。

詳しく見ていきましょう。

債務整理しても結婚はできる

まずは、債務整理と結婚との関係性について説明します。

債務整理が結婚を妨げる法的根拠はない

債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)をしても結婚はできます。
結婚を妨げる法律上の根拠はないため、債務整理しても結婚は制限されません。
また債務整理による配偶者への影響も、基本的にはありません。

結婚前の同居期間に債務整理する場合も、郵便物や電話に注意していれば基本的に結婚相手に知られることはないでしょう。
しかし結婚相手や親族が身元調査などをしていれば知られるリスクはあります。

一緒に生活すれば少なからず影響はある

結婚して一緒に生活すれば、少なからず債務整理の影響はあります。
債務整理すると信用情報機関に事故情報が登録されるため、一定期間(約5年~10年)はクレジットカードの作成やローンを組むことが難しくなるからです。

クレジットカードが使えないとなれば、キャッシングを利用したり、ショッピング枠での分割払いやリボ払いができません。
ローンが組めないとなると、住宅や車をローンで購入することもできません。

結婚すると過去の事故情報は影響する?

結婚すると、過去に債務整理したという事故情報はどのように影響するのでしょうか。

戸籍名が変わっても事故情報は残る

結婚で戸籍名が変わっても、旧姓時の事故情報は残ります。
金融機関にクレジットカードやローンを申し込む際、旧姓を申告するケースが多いので、苗字が変わっても事故情報は知られます。

仮に旧姓を申告しなくても、生年月日等からわかることもあれば、本人確認書類の運転免許証の番号から事故情報が判明するこもあります。

結婚前に債務整理したことで、結婚後にできなくなること

債務整理をした本人が結婚後にできなくなることとして、

  • クレジットカードの発行
  • 各種ローン(住宅ローンや自動車ローンなど)を組むこと
  • 消費者金融からの借入れ
  • 奨学金の保証人

などがあります。

事故情報が残っている期間中は、事故情報が記録されていることも確認されますので、審査に通るのは難しいでしょう。

配偶者に連れ子がいる場合など、奨学金の申請が必要な場合も、事故情報が残っている間は連帯保証人にはなれません。

一方、結婚相手は、債務整理する人の保証人になっていなければ影響はありません。

保証人になっている場合は、借金をした本人が債務整理をしたタイミングが結婚前であっても、本人の借金は結婚相手に一括請求されます

結婚相手が債務整理を行えば、信用情報機関に結婚相手の事故情報が登録されますので、結婚後の日常生活では借金をした本人と同じこと(クレジットカードの発行や各種ローンを組むことなど)ができなくなります。

結婚後の債務整理も結婚相手への影響は変わらない

債務整理をするタイミングが結婚後であっても、結婚前の債務整理と同じように、基本的に結婚相手には影響しません。
ただし結婚相手が保証人になっている場合、本人が債務整理すると結婚相手に一括請求が行きます

債務整理した事実が結婚相手にバレたくないとき

結婚前に債務整理をできたとしても、結婚後に、債務整理した事実を結婚相手に知られてしまわないかと心配になる人もいるでしょう。

債務整理の前に知っておくことで、後になって結婚相手にバレにくくすることができますので、おさえておくといいポイントを説明します。

任意整理が向いている

結婚相手にバレたくないときは、次の3つの観点から任意整理が向いています。

1.手続きに伴う手間

任意整理は個人再生や自己破産と比べて手続きの手間がかかりません。

個人再生と自己破産の必要書類には、同居する家族の収支等まで届ける必要がありますが、任意整理の場合、そこまで詳細な書類は必要ありません。
また、任意整理は裁判所に行く必要もありません。

2.事故情報の回復までの時間

任意整理しても約5年は事故情報が残りますが、個人再生や自己破産は最長10年です。
事故情報の期間が短ければ短いほど、配偶者に知られる可能性も減らせるでしょう。

3.公の機関紙「官報」に掲載されない

任意整理しても官報という国の機関紙には掲載されませんが、個人再生と自己破産は住所や氏名、債務整理の種類等が掲載されます。

一度官報に載った情報は削除できません
官報の閲覧自体は面倒なので、官報に載ったことで結婚相手にバレるリスクは低いのですが、官報を日常的に閲覧しているヤミ金等からのダイレクトメールによって、過去の債務整理が配偶者にバレるリスクは拭いきれません。

任意整理の手間や必要書類についてもっと知りたい方は「任意整理の必要書類は最低3つ!入手方法や準備のポイントも解説」の記事で、官報と債務整理の関係についてさらに知りたい方は「官報から債務整理が家族にバレる?官報に載るリスクとバレない方法」の記事で、確認しておきましょう。

専門家に相談する

債務整理したことを結婚相手に知られたくないときには、弁護士や司法書士のような専門家に相談することが大切です。
債務整理の経験が豊富な専門家なら、例えば次のような方法も取り入れながら、結婚相手にバレないように最大限の配慮をしてくれます。

【専門家が配慮してくれる方法の例】

専門家から本人への連絡方法を、固定電話ではなく個人宛のメールにする

(または個人の携帯電話宛に電話する)

専門家から本人への書類発送は、郵便局留めにしてもらう

(受け取りたい郵便局で本人が受け取れる仕組み)

専門家に、債務整理後の月々の返済を代理してもらう

債務整理を自分だけで行うことは難しいので、まずは専門家に相談しましょう。

電話で無料相談
0120-784-028

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早めに債務整理をする

早めに債務整理をすれば、結婚前に借金問題解決の見込みが付きます。
しかし債務整理を結婚後まで引き延ばせば、配偶者にバレるリスクが高くなります。

債務整理を先延ばしすると、借金が膨らみ問題が大きくなりかねません。
手続き中や手続き後のリスクを最小限に抑えるために、早めに対処しておくにこしたことはないと言えるでしょう。

債務整理後の結婚生活で意識すること

債務整理の事実を知られずに結婚したとしても、結婚生活の中で、結婚相手に債務整理が知られないとも限りません。 配偶者に債務整理がバレないかどうかが気になるとき、次のことを意識しておくといいでしょう。

結婚生活の中でバレないために気をつけること

配偶者と一緒に生活して債務整理がバレるシチュエーションとしては、

  • 返済がまだ終わっていない時
  • 住宅ローンや自動車ローンを組む時
  • クレジットカードを発行する時
  • 銀行系カードローンや消費者金融を利用する際
  • 奨学金の保証人になる時

があります。

気をつける事柄や対処法を詳しく説明します。

必要な支払は滞納しない

任意整理後の支払いは滞納しないようにしましょう。
滞納すると支払い先の金融機関から催促の電話がかかってきたり、自宅宛に書類が届くケースがあります。

一般的に2回分以上の滞納をすると一括請求の危険がありますので、覚えておきましょう

ローンが必要な買い物は控える

ローンが必要な買い物は控えましょう。
住宅ローンや自動車ローンだけでなく、携帯電話・スマホの端末本体の分割購入でも審査があります。
事故情報が残っている期間中は審査に通らない可能性がありますので、事故情報が消えるまでは、ローンでの購入を避けることが賢明です

カードはデビットカードを使う

クレジットカードには審査がありますが、デビットカードは基本的に審査がありません。
カードで支払いが必要な際は、銀行口座から即引き落としされるデビットカードを使いましょう。

借入れは結婚相手がすることも検討する

銀行系カードローンや消費者金融を利用する際にも注意して下さい。
ローンが必要な買い物のときと同様に、事故情報が消えるまでは、本人が申し込んでも基本的に審査には通りません
配偶者に事故情報がなければ、配偶者に銀行系カードローンや消費者金融を利用してもらう、といった対策も検討してみましょう。

奨学金は結婚相手が保証人になるか機関保証を考える

配偶者に連れ子がいて、奨学金の連帯保証人を頼まれた場合も、注意が必要です。
事故情報が残っている間は連帯保証人になれません
配偶者に事故情報がなければ、配偶者が連帯保証人になれます。

保証人がいない場合は、保証人なしでも利用できる機関保証制度を検討してみましょう

打ち明けるのも1つの選択肢

債務整理を結婚他相手に打ち明けるのも1つの選択肢です。

隠し続けることは精神的に苦しいですし、「いつかバレるかも…」と思いながら結婚生活を続けること自体が大きな精神的ストレスになりかねません。

債務整理は離婚事由に該当しませんが、隠し続けることで配偶者を傷付け、結婚生活に影響を及ぼす可能性もあります

債務整理は生活再建のための手続きなので、本人同士が協力して結婚生活を送れれば、受ける影響は最小限に抑えられることでしょう。
正直に打ち明けられるのであれば、債務整理の事実を打ち明けてみてはどうでしょうか。

この記事のまとめ

債務整理しても問題なく結婚できますし、結婚相手が借金の保証人になっていない限り、結婚相手には影響しません


ただし債務整理すると事故情報に載るため、結婚相手に知られる可能性はゼロではありませんし、結婚生活に少なからず影響します


結婚相手にバレるリスクを減らすには、クレジットカード、各種ローン、消費者金融の利用を避ける、などの留意点を押さえた生活を心がけましょう。


任意整理は比較的手間や時間を抑えられるので、配偶者に知られるリスクの少ない債務整理と言えます。
いずれの債務整理も専門的知識が必要ですので、まずは経験豊富な専門家への相談をおすすめします。

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