2020.03.18更新

任意整理の期間|相談・返済中・返済後にわけてポイントも詳しく解説

任意整理にかかる期間はどれくらいなんだろう

任意整理にかかる期間が気になって、手続きに踏み切ろうか迷っている方もいることでしょう。

そこでこの記事では

  • 相談から準備にかかる期間
  • 任意整理の手続きにかかる期間
  • 返済を行う期間

について説明します。 各期間における注意点と合わせて確認してください。

任意整理の相談から返済開始まで3~6ヵ月

任意整理の相談から和解契約・返済再開までにかかる期間はおおむね3ヵ月~6ヵ月です。

借り入れの状況を踏まえて適切な手続きかどうかを判断することが望ましいので、ここでは専門家に相談することを前提とした期間を説明します。

弁護士・司法書士に相談

相談は、通常は1回です。
ご家族を同伴した方がよい場合などは、2回になることがあります。
相談では通常、借り入れ先、借金の額、資産の状況などを詳しく確認します。

差し押さえが迫っているなどの事情があれば、専門家に相談したその日のうちに依頼をすることも少なくありません。

依頼・受任通知

専門家と契約して案件を引き受けたら、業者に対して「受任通知」を送ります。
通常は、受任後2日~1週間ほどで全ての業者への通知を完了します

借金している人への督促は、業者に受任通知が届いたところで止まります。
この時点で、借金をしている人は、返済をストップします。

債務額の確定

専門家は、各業者と、契約書や取引記録などの資料に基づいて情報を集めて、借金をしている人の債務額を確定させます。

貸金業者との和解交渉

返済計画を立て、貸金業者等との和解交渉を行います。

貸金業者によって合意までの期間には差があります。
連絡してから1週間以内で和解案に合意が得られるケースもあれば、難航する場合は長いと1年以上かかる業者もあります。

和解契約締結

業者と和解契約を締結します。

返済の再開

借金をしている人が和解契約で定められた条件に従って返済を再開します

返済期間は返済開始から3~5年

任意整理の返済期間の目安は3~5年です。
貸金業者や借金をしている人の状況により異ってくることもあります。

一般的にかかる期間

一般的にかかる期間の目安は3~5年です
業者は長い期間を嫌がる傾向が強いので、できるだけ3年で和解契約をまとめようとします。

信販会社の場合、それまで長い取引期間があり、延滞もなかった人が任意整理をした場合などは、比較的長めの設定でも応じてくれる傾向があります。

インタープロバイダや携帯電話会社は、3年以上に応じることは難しいとされています。

消費者金融会社は、会社の方針や経営状態に左右されるところが多く、返済期間の傾向が見極めにくいです。

返済に5年以上のケースもある

まれに5年を超えるような長い返済期間でも応じるケースがあります。

カギになるのは、

真面目に長期間返済してきた実績があること

今後も返済できる見込みがあること

などが挙げられます。

返済期間の延長にはリスクを伴う

一度和解して定めた返済期間の延長は、不可能ではありません。
実際に、一度和解契約を結んだものの、延滞をしてしまい、再和解(2度目の任意整理)になっているケースもあります。

しかし、一度目の和解契約よりも条件面で債務者に不利になるのが一般的です。

後々の負担を増やさないためにも、最初の和解契約で、現実的で返済しやすい内容で計画を立てて、確実に返済することが重要です。

ブラックリストに載る期間は約5年

任意整理は、交渉がまとまって返済が終わればすべてが終わるわけではありません。

実は、任意整理によっていわゆるブラックリストに載るので、その影響を受ける期間があります。

ブラックリストに載るとは?

任意整理をすると、受任通知の時点で、信用情報機関には事故情報の登録が行われます。

いわゆるブラックリストに載った状態になって、完済後約5年間は登録が削除されません

ブラックリストに載るとできなくなること

任意整理をして信用情報機関に事故情報が登録されると、登録されている期間は次のようなことに支障が生じます。

新たな金融機関からの借り入れができない

クレジットカードが使えなくなる

新しいクレジットカードはつくれない

携帯電話端末の割賦払いができない

新しい住宅ローンは組めない

なお、事故情報が登録されている期間は、債務整理の手続きや登録される信用情報機関等で異なります。

  • 任意整理=約5年
  • 特定調停、個人再生=約5年
  • 自己破産=約5~10年

任意整理はブラックリストに載ってもした方がいい

任意整理でブラックリストに載ると、その期間はクレジットカードを作れないなどの点で生活上不便を感じます。

しかし、ブラックリストで生じるリスクは、次のような捉え方や対処法をとることで、生活上の不便を最小限で抑えられます。

ブラックリスト入りで生じるリスクの捉え方・対処法


登録は完済後約5年間の期間限定で、その後削除される


借入ができない期間は、借金なしの生活をするトレーニングになる


削除されない期間中も、カード決済はデビットカードなどの利用が可能

また、任意整理は、個人再生や自己破産のように裁判所を通す手続きがありませんので、柔軟な段取りで進めることができます

一例ですが、任意整理のメリットに次のようなことがあります。

完済までの期間が3年~5年と見通しが立つ

月々の返済負担を減らせる

給与差し押さえなど強制執行の危険がない

専門家が受任通知を送ると督促が止まる

つまり、ブラックリストに登録されても、生活の不便は最小限に抑えられて、今まで苦しんでいた借金問題を無理なく解決できる見通しが立つのです。

生活を立て直してリスタートできる機会と考えれば、任意整理を行う意味は大きいのです。

まとめ

任意整理の期間は、


  • 相談から返済開始までが3ヵ月~6ヵ月
  • 返済期間は3~5年

が目安です。


その後、信用情報機関に事故情報が登録され「ブラックリスト入り」することから、完済後約5年間は生活に不便が生じることがあります。


とはいえ、3~5年間で完済する道を探る任意整理は、経済面でも精神面でも、それまで抱えていた負担から解放される一歩となります。


状況に応じて、かかる期間以外にもおさえていただきたいポイントがある場合もありますので、借金問題でお悩みの方は、まずは専門家に相談されることをおすすめします。

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